その中でも、ヨガスクールなどでよく採用されているのが、パワーヨガです。
しかし、ヨガについてはなんとなくイメージができても、パワーヨガがどのようなヨガなのか、
他のヨガと何が違うのかまではよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、パワーヨガについて、その特徴から効果、メリットまで詳しく解説していきます!
パワーヨガとは?
最初に、パワーヨガがどのようなヨガなのか、その歴史や特徴を解説します。
パワーヨガの歴史について
パワーヨガの発祥は、1990年代。
アメリカで、アシュタンガヨガというヨガをベースに、さまざまな流派のヨガを組み合わせ、
現代人のライフスタイルに合わせたヨガとして作られました。
パワーヨガは、当初はハリウッドスターなどのセレブたちの間で美容法として広まり、
それをきっかけとして一般の人を巻き込んだ大きなブームを引き起こしました。
そのブームの影響もあり、現在でもパワーヨガを実施しているヨガスクールが多いようです。
パワーヨガの特徴
パワーヨガの一番の特徴は、その名の通りほかのヨガと比べてダイナミックなポーズや動きが多いということにあります。
そのため、ヨガの種類の中では全体的な運動量も多いです。
実際のヨガの流れとしては、呼吸と運動を連動させ、流れるようにポーズが展開していく「アシュタンガヨガ」と、
骨盤を矯正し体軸を調整する「アイアンガーヨガ」の、「動」と「静」の2つのヨガのポーズを流れるように行ないます。
これにより、ただ激しい動きをするのに比べて、より身体能力の強化と集中力を高めるというのがパワーヨガの主な狙いです。
パワーヨガの効果やメリットは?
ヨガを始めようとする人は、やはり身体的になんらかの効果を期待して始めるのが一般的でしょう。
そこで、ここからはパワーヨガを行なうことで生じる効果やメリットについて解説していきます。
ダイエット効果
パワーヨガの代表的な効果として、ダイエット効果があります。
パワーヨガを始める人の中には、このダイエット効果を目的にパワーヨガを始める人もかなり多いです。
パワーヨガがダイエットに効果的な理由としては、第一にその運動量の多さがあります。
その上、運動量の多さに比べて比較的筋肉への負担が少ないことから、無理なく多くの運動をするのに向いており、
短期間で肉体強化ができるため、ダイエット効果をすぐに得やすいのです。
また、運動の内容についても、激しい動きが多いため、有酸素運動にもなります。
そのため、ゆったりとした動きのヨガよりも脂肪燃焼率が高いです。
さらに、ヨガのポーズを取ることは、運動量を増やすだけでなく、身体の柔軟性を向上させつつ
全身の筋肉を鍛えることにもつながります。
筋肉が増えれば、それだけ基礎代謝も増えるので、運動によるダイエットに加えて
普段から痩せやすい身体を作ることもできるでしょう。
体幹強化
パワーヨガのメリットとしては、体幹強化が期待できるということもあります。
イメージとしては、ポーズを取っているときにバランスを取るため体幹が強化されると思いがちですが、
実際にはそれに加え、ポーズから次のポーズへの移行を行なう際により体幹が鍛えられるようです。
体幹という言葉は、スポーツのトレーニングなどでよく聞く言葉ですが、日常生活の中でも
体幹を強化することにはメリットがあります。
その代表的なものとしては、体幹が強くなればそれだけ身体を支えられるようになるため、姿勢の改善が期待できます。
ストレス解消
パワーヨガを行なうことで、ストレス解消効果も期待できます。
ただ運動をすることでストレス解消ができるだけでなく、パワーヨガでは呼吸を重要視しているため、
深く呼吸を整えることによるメンタルコントロール効果があります。
呼吸によるメンタルコントロールには、ストレス解消だけでなく集中力を高める効果もあるため、
身体とともに精神を鍛えたい人には非常におすすめです!
パワーヨガのおすすめポーズ
実際にパワーヨガをおこなう際には、決められたポーズを正しく作ることが重要となります。
そこで、ここからはパワーヨガのポーズの中でおすすめのものをいくつか見ていきましょう。
サイドプランク
サイドプランクは、片腕で全身の体重を支えるポーズです。
ポーズを取るまでの手順としては、まず腕立て伏せの腕を伸ばしたようなポーズを取ります。
このとき、足は爪先だけでマットに触れる、爪先立ちのような形にしてください。
この状態のポーズを、ヨガではプランクポーズと呼びます。
プランクポーズを取ったあとは、左手をマットから離し、右手に体重を移しながら、身体を真横へと向けます。
足は、左足は爪先立ちのまま、右脚は側面がマットに触れるようにしてください。
空いた左手は、腰のあたりに添えておくのがいいでしょう。
サイドプランクのポーズとしては、この形になれば完成です。
あとは、そのポーズを保ったまま、ゆっくり数回呼吸したあと、プランクポーズへと戻ってください。
ここでの手順は右手側のもののため、プランクポーズに戻ったあとは同様の手順を左右逆にして、
左手側でのサイドプランクのポーズをおこないます。
サイドプランクの効果としては、わき腹やお尻、二の腕の引き締めが期待できます。
また、体幹を鍛えるのにも効果的で、代謝をあげ痩せやすい身体を作ることもできるでしょう。
ウォーリア1
ウォーリア1は、下半身でアキレス腱伸ばしのような姿勢を取りながら、腕を大きく上にあげるポーズです。
目にすることも多いポーズであり、ヨガといえばこのポーズという印象を持っている人も多いでしょう。
手順としては、まず立ったまま、両足を前後に大きく開きます。
例として、この場合は右足を前、左足を後ろとします。このとき、左足の爪先はまっすぐ前に向けるのではなく、
45度ほど外側に向けてください。
足を開いたあとは、右足のかかとの上あたりに来るまで右膝を曲げ、腰を落とします。
ここでは左足にも力を入れ、両足に均等に体重がかかるようにしましょう。
下半身がその形で安定したあとは、腕を大きく伸ばし、両手を頭の上にあげます。
ポーズはここで完成、あとはその形のまま数回呼吸をしたあと、足を入れ替えて同様の手順を取ってください。
ウォーリア1のポーズの効果としては、姿勢の改善が期待できます。
また、骨盤の歪みを整えるのにも効果的です。
カラスのポーズ
カラスのポーズは、両手だけで全身の体重を支える、やや難易度の高いポーズです。
手順としては、まずしゃがんだ体勢から、両腕を両膝の間に通し、手のひらをマットに付いてください。
このとき、両手は大体肩幅の広さで、指を大きく開くようにしましょう。
そして、ここから肘を外側に曲げ、斜めになった腕の上に膝を乗せ、足を浮かせます。
この時点で、マットに触れているのは両手のみとなります。
ポイントとしては、浮かせた足は爪先をあげ、膝下から爪先までピンと張るイメージです。
ポーズとしてはここで完成のため、あとはその形のままゆっくり数回呼吸をすれば、カラスのポーズは終わりです。
カラスのポーズは、手首や腕、肩の筋肉の強化に効果的です。
また、集中力の強化や、胸を広げることによる呼吸能力の向上も期待できます。
まとめ
パワーヨガは、アシュタンガヨガをベースに現代人のライフスタイルに合わせて作られたヨガで、
ヨガの中では運動量が多いのが特徴です。
効能としてはダイエット効果や体幹強化が期待できる上、呼吸法によるストレス解消にも効果的とされています。
本格的にパワーヨガを始めるなら、ヨガ教室などに通うのもいいですし、
ポーズを覚えれば自分一人でも行なうことができるため、まずは簡単なポーズから試してみることをおすすめします!
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