2010 ~ 2014
2010(平成22)年、リバティプリントの洋服が大ブーム。水着でもリバティプリントをはじめとする小花柄がトレンド。またこの年、幼児用の上下つなぎ服から誕生したコンビネゾンがヒットアイテムとして流行した。この年の三愛水着イメージガールは、菜々緒。ポスター・カタログは、アートディレクターの吉田ユニ氏プロデュースによるもの。バーチャルな砂の部屋の中に菜々緒がたたずむ、不思議な世界観が広がっている。
2011(平成23)年の三愛水着イメージガール北川富紀子がポスターで着用する水着は、ペイズリー柄をアレンジしたビキニ。アウターの要素と水着の要素が加わった、この年のテーマ「ビーチ・ストーリー」にふさわしい商品。水着に加えて、ショートパンツやパレオなど周辺アイテムとのコーディネートが提案され、多くの支持を得た。
2012(平成24)年の三愛水着イメージガールに選出されたのは、現役中学生(発表当時)の宮原華音。初の一般応募からの採用となった。この年流行した水着は、ヨーロピアンクラシックでレトロなイメージのビキニ。サーモンピンクやベージュなどのペールトーンを基調とした優しげで女性らしい色調が主流。ペイズリーや幾何学調のエスニックテイストが水着を飾った。
2013(平成25)年三愛水着イメージガールに就任したのは、夏美。この年のヒット水着は、鮮やかな花柄に彩られたバンドゥビキニ。バンドゥビキニのヒットは、2000年以来13年ぶり。また、カットプレッサーという特殊な編機でつくられた繊細なニットクロシェを、トレンドのビビッドカラーで表現したレイヤードビキニ、フリル使いの花柄ビキニもヒット水着となった。ビーチアイテムでは、ラッシュパーカーが空前の大ヒット。紫外線対策などの機能に優れ、ビーチはもちろんビーチサイドや食事、ショッピングなどいろいろな場面で活用された。
2014(平成26)年の流行は、バンドゥビキニ、フレアトップなど、トップスに変化のある水着。上下の柄の変化や、色の違う組み合わせなど、自由なコーディネートがしやすくなった。この年の三愛水着イメージガールは、久松郁実。