ペチコートとは?ペチコートの選び方や種類について紹介

更新日: 2022/09/20
「ワンピースを着ていると、下着の透けが気になる」「静電気でスカートがまとわりつきやすい」といったことはありませんか?
せっかくお気に入りの服を身につけていても、下着の透けや静電気が気になると気持ちよく外出することが難しいですよね。

今回はそういったトラブルを予防できる、ペチコートの種類や選び方のポイントなどをご紹介します。

ペチコートとは?


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ペチコートとは、スカートなどのボトムスの下に着用する女性用下着の一つで、
下着が透けるのを防いだり、スカートをはくときや着用中の滑りを良くしたりするものです。
また、女性の下半身のシルエットを整える効果も期待できます。

ペチコートは、もともとドレスを着る女性のために作られた下着で、スカートの形になっているタイプが基本です。
このペチコートをスカートの下に着用することで、シルエットの形をきれいに整え、女性らしさを印象づけることができます。
スカートなどのボトムスと重ねて着用することから、最近では静電気を防止するタイプもあります。


ペチコートの種類と選び方

次にご紹介するのは、ペチコートの種類やそれぞれの選び方のポイントです。
ペチコートは着用するボトムスによって、適しているタイプが異なります。
ぜひ、自分にぴったりのペチコートを探すための参考にしてみてください。


ペチコートのタイプ

ペチコートには、主に以下のような4タイプがあります。


スカートタイプ

ペチコートの中で、最もポピュラーなのがスカートタイプです。
ペンシルスカートやタイトスカートなどと相性が良く、スカートが肌にまとわりつくのを抑えられます。
アイテム数も豊富で、1着持っていればあらゆるシーンで活躍するでしょう。


パンツタイプ

パンツタイプはスカートだけでなく、パンツスタイルにも応用できます。
スカートとパンツのどちらもはく機会が多いという方は、パンツタイプのペチコートがあると重宝します。
なお、丈の長さは短い方が使い勝手が良いでしょう。


キュロットタイプ

キュロットタイプのペチコートは幅広のキュロットやスカンツ、ガウチョパンツなど、
足に張り付きやすいボトムスを着用する際にシルエットをきれいに見せてくれます。
また、布地が肌にまとわりつくのを防ぎますので、足さばきも良くなります。


ワンピースタイプ

ワンピースタイプのペチコートは薄手や単色のワンピース、また下着が透けやすいシャツワンピースを着るときにおすすめです。

ワンピースタイプの中にもキャミソール、ノンショルダー、タンクトップなどさまざまな形があります。
キャミソールはショルダー部が細いワンピースを着用する場合に、
ノンショルダーは肩出しのワンピースを着用する場合に選びましょう。
また、ペチコートの長さは膝丈・膝下がありますので、普段着ているワンピースの丈に合わせて決めるのがベストです。


ペチコートの選び方

ペチコートは長さ・素材・色やデザインなど、選ぶ際のポイントがあります。


長さ

ペチコートの丈の長さは、ボトムスの丈よりも約5cm短いものを選びましょう。
ペチコートの丈が長ければ足さばきは良くなりますが、
風でめくれてしまったり歩行などの動作によってスカートからペチコートがずれて見えてしまったりすることもあります。
ペチコートはあくまでもスカートなどの下に着用するものですので、ボトムスから見えてしまうことのないように注意しましょう。

ただし、反対に丈が短すぎるとボトムスから体のラインが透けやすくなりますので、
お持ちのボトムスの丈に合わせて選ぶのが最適です。


素材

ペチコートの素材はポリエステルやコットン、シルクなど多種多彩です。
ポリエステルは普段のお手入れが簡単で耐久性に優れていますので、毎日気兼ねなく使用しやすいでしょう。

一方、コットンやシルクは肌触りにこだわる方や、敏感肌の方に向いています。
また、コットンは静電気が起こりにくい性質の素材ですので、
歩く際にボトムスが脚にまとわりつくのが気になる方にも適しているでしょう。


色やデザイン

最もおすすめしたいカラーは、あらゆるカラーに使えるベージュです。
薄い色のスカートやワンピースでも、下着が透けることなく使用できます。
華やかさをプラスしたいのであれば、リボンやフリル、レースタイプのものを選んでも良いでしょう。

黒のペチコートは、薄い色のボトムスの下にはくとペチコート自体が透けてしまいますので、
黒やネイビーなどのボトムスの下に着用するのがベストです。
白いペチコートも同様に、薄い色のボトムスだとペチコートそのものが強調されてしまうので、
濃い色のボトムスに合わせると良いでしょう。

また、レースやフリルなどのついたペチコートはフェミニンさを演出でき、
膝丈ほどのスカートのシルエットにボリュームを出すことにも適しています。
ただし、タイトなボトムスだとレースやフリルのデザインが出てしまうので、
ゆったりとしたスカートなどを着用する際に使用しましょう。


ペチコートとスリップの違いとは


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一見、ペチコートと同じようなものだと思われがちな商品として「スリップ」がありますが、若干の違いがあります。


スリップとは

スリップとはワンピースタイプの下着のことで、「洋服のスリップ(滑り)を良くする」という機能が名前の由来とされています。
形はタイトなものからフレアタイプまでさまざまあり、お好みに応じて選べます。

ペチコートとスリップの違いとしては、基本の形や着用シーンがあげられるでしょう。
例えば、ペチコートはこれまで紹介してきたように、下半身のみを覆うボトムスタイプがメインであり、
おもに外出時に下着の透けや足さばきを良くすることを目的として着用するものです。
一方でスリップは、下記のサテンスリップのようにワンピースタイプですので、頭から被るものが多く、
全身を覆うことからナイトウェアとしても使用できます。


ガーリーポンパドール ペアスリップ M 【northerly】


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ふんわりチュールとストレッチレースのレイヤードで、奥行きのあるデザイン。
ナイティやお部屋着にぴったりなロングスリップは気分が上がるアイテムです。


トータルコーディネートとしてブラジャーと同じシリーズのスリップのご用意も多数ございますのでチェックしてみてください。
スリップ単品は、下記ページからご覧ください。


まとめ


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ペチコートは女性の下半身のシルエットをきれいに見せ、
下着の透け防止やボトムスをはくときに滑りを良くすることを目的としています。
スカートタイプやワンピースタイプ、キュロットタイプなど幅広く展開されており、色や素材も多種多様です。

種類が多いため選び方に迷ってしまうかもしれませんが、その場合には持っているボトムスの丈や色などを確認し、
着用するボトムスに応じたペチコートを選んでみてくださいね。