そのなかでも「アシュタンガヨガ」というヨガをご存知でしょうか?
一般的なヨガよりも運動量が多く、達成感や汗をかくことで得られる爽快感が気持ちいい!と、今注目されているヨガなのです。
そこで今回は、アシュタンガヨガについて詳しく解説。基本のルールや効果、特徴はもちろん、
代表的なポーズもいくつかご紹介します。
おうち時間を自分磨きの時間にしたい方、通常のヨガでは満足できなくなってきた方はぜひチェックしてみてください。
アシュタンガヨガとは?
そもそも、アシュタンガヨガとはどんなヨガなのかよく知らない…という方は多いでしょう。
そこでここでは、アシュタンガヨガの概要や特徴、効果をご説明します。
アシュタンガヨガとは
アシュタンガヨガとは、いくつかあるヨガの伝統的な流派の1つで、その名の通り「アシュタンガ」の教えに沿って行うヨガのこと。
「アシュタンガ」とは八支則という意味で、以下の8つのことを指します。
- 1. ヤマ:禁戒
- 2. ニヤマ:勧戒
- 3. アーサナ:坐法・ポーズ
- 4. プラーナヤーマ:呼吸
- 5. プラティヤハーラ:感覚の統一
- 6. ダーラナ:集中
- 7. ディアナ:瞑想
- 8. サマーディ:三昧
以上の8つはヨガのポーズではなく思想や礼儀のことで、ヨガのなかでの「サマーディ:至福の状態」になるために、
アシュタンガヨガではこれらを日常生活で常に実践し続けることを重要としています。
アシュタンガヨガの特徴
アシュタンガヨガ最大の特徴は、決められたポーズを決まった順番で繰り返し行うこと。
ポーズは途切れることなく続いていくので、通常のヨガに比べるとかなりの運動量になります。
「ヨガ=ゆっくりと身体を動かす」というイメージを抱いている方は、予想以上の激しさに驚くかもしれません。
ただし、ポーズを切り替えるテンポは自分で調整できるので、自分のペースで進めていけるのもアシュタンガヨガの魅力の一つです。
アシュタンガヨガの効果
ヨガのなかでも運動量の多いアシュタンガヨガは、得られる効果が多いことでも知られています。
アシュタンガヨガで得られる効果は、主に以下の3つ。
- ● ホルモンバランスが整う
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ホルモンバランスは、睡眠不足やストレス、運動不足やバランスの悪い食生活などが原因です。
アシュタンガヨガでは八支則で日常の生活習慣を整えることに始まり、
呼吸法やポーズをするなかでの集中などでストレスの軽減も図ることができます。つまり、八支則を大切にしてアシュタンガヨガを実践していけば、自然とホルモンバランスが整えられるということです。
- ● 筋力がアップする
-
上述した通り、アシュタンガヨガは通常のヨガと異なり運動量が多いヨガです。
その運動量は、途切れることなく変わり続けるポーズに加え、呼吸法も実践すれば立派な有酸素運動になり得るほど。
実践していけば筋力アップが期待できます。 - ● 代謝がアップする
-
ダイエットのために代謝をアップさせたい!と考えている方も多いでしょう。
実は、代謝は筋力が上がるほどアップするもの。
ポーズと呼吸法で筋力がついたら、自然と代謝も上がっていることになります。
通常のヨガで代謝をアップさせるのはなかなか難しいといわれていますが、
運動量の多いアシュタンガヨガであれば筋力アップと代謝アップを期待できるでしょう。
アシュタンガヨガの基本ルール
アシュタンガヨガは伝統的なヨガなので、いくつかのルールがあります。
礼儀を重んじているからこそのルールもありますが、なかには守らないと思ったような効果が得られなかったり、
体調を崩してしまったりするルールも。
ここでは、いくつかあるルールのなかでも代表的な6つをご紹介します。
- ● 練習前は食事をしない
- ● 練習中は水を飲まない
- ● 練習前はシャワーで身を清める
- ● アーサナは順番通りに行う
- ● 満月、新月は練習を行わない
- ● 月経1~3日は練習をしない
上でご紹介したものはまだまだごく一部。
また、指導する人によっては異なるケースもあります。
敬意を持ち、同じクラスを受ける人と上手く関係を築いてスムーズにアシュタンガヨガを学ぶためにも、
どんなルールがあるのか事前に確認しておくとよいでしょう。
プライマリーシリーズの順番
アシュタンガヨガについて色々知ったところで、ポーズをいくつか実践してみましょう。
ここでは、アシュタンガヨガのプライマリーシリーズの順番と初心者でも簡単なポーズをご紹介します。
どれも小さいスペースで簡単にできるポーズなので、ぜひチャレンジしてみてください。
- 1. 太陽礼拝
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まずは太陽礼拝のポーズです。
ここから始まるアシュタンガヨガの準備体操部分にあたるので、手足の先まで意識してポーズをしましょう。
AとBがあるので、それぞれ3~5回ずつ行います。 - 2. 立ち位のポーズ
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立ち位のポーズは全部で13ありますが、初心者でも簡単にできるのは以下の4つ。
身体全体を使ってポーズをとるようにすると、すぐに身体が温まって汗が出てきます。- ● パダングシュタアサナ:前屈し足の親指をつかむポーズ
- ● ウッティタ・トリコナーサナ:三角のポーズ
- ● ウトゥカターサナ:チェアポーズ
- ● ヴィラバドラアサナ:英雄のポーズ
- 3. 座位のポーズ
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座位のポーズは全部で22ありますが、初心者でも簡単にできるのは以下の3つ。
簡単そうに見ても美しく維持するには筋力が必要なので、できるだけ手足の先まで伸ばすことを意識しましょう。- ● パスチマッタナアサナ:西向き前屈のポーズ
- ● ナヴァーサナ:舟のポーズ
- ● セツ・バンダーサナ:太鼓判のポーズ
- 4. 終わりのポーズ
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終わりのポーズは全部で13。
簡単にできるのは以下の3つのポーズです。
上がってしまった息を整えるようにゆっくり呼吸しながら行いましょう。- ● 肩立ちのポーズ
- ● 胎児のポーズ
- ● ウトゥプルテ
上でご紹介したポーズに慣れてきたら、徐々にできるポーズを増やしていきましょう。
1度に全てをこなそうとすると、続かなくなったり身体を痛めてしまったりする原因になります。
無理せず、少しずつチャレンジしていくことが重要です。
まとめ
ヨガの伝統的な流派の1つであるアシュタンガヨガは、珍しいパワー系のヨガ。
ポーズだけでなく八支則という日常生活で意識する思想や礼儀なども重視しており、肉体的な部分はもちろん、
精神的な変化も感じることができるでしょう。
途切れることなく、流れるようにポーズが続くので体力的に続かなかったり、ヨガ初心者では難しいポーズもあったりしますが、
今回ご紹介した簡単なポーズから無理せずチャレンジしてみましょう。
続けていくことで筋力や柔軟性がつき、難易度の高いポーズもできるようになります。
アシュタンガヨガで、自分の成長や変化を楽しんでください。
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