浴衣に下着は着用するの?浴衣着用時の下着の選び方・代用できる下着を紹介

更新日: 2020/06/24
「夏のイベントは中止してしまったけれど、夏らしさを楽しみたい!」という方には、浴衣を着てみるのがおすすめ。
着ているだけで夏を感じられる浴衣は、外はもちろん家の中で着てもテンションが上がりますし、
今流行のオンライン飲み会などで着用すれば、みんなで夏を実感できます。
そんな日本人に慣れ親しんだ浴衣ですが、
浴衣を着たときに下着はどうすべきか知っている方は、意外と少ないのではないでしょうか?

そこで本記事では、浴衣着用時の下着について徹底解説。
選び方から、代用できるおすすめ下着もご紹介します。
せっかくの浴衣をきれいに着こなすためにも、ぜひ参考にしてみてください。

浴衣に下着は必要?

「そもそも浴衣はブラジャーやショーツのない時代からあるものだから、下着は必要無いのでは?」と考える方もいるでしょう。
しかし以下の3つの理由から、浴衣に下着は必須。それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。


● 浴衣は生地が薄く透けやすいため
触ってみると分かりますが、浴衣の生地は薄いです。
これは、暑い夏を少しでも快適に過ごすために裏地がついていないのが理由。
生地によって多少の違いはありますが、ほとんどの浴衣は薄くて透けると考えておいた方が良いでしょう。

下着を着けていないと身体のラインが分かってしまうこともあるので、下着は着用するのがおすすめです。

● 汗をかいてしまうため
いくら薄い生地で作られているからといっても、浴衣を着用するのは基本的に暑い夏。
また、丈が手首と足首まであるので、半袖やショートパンツなどに慣れていると暑く感じてしまいます。
そのため、クーラーの効いた室内で着用していても汗をかいてしまうでしょう。

下着を着けていれば下着が汗を吸い取ってくれますが、着けていないと浴衣に汗がついてしまうので、
汗染みの原因になってしまいます。
簡単に洗濯できない浴衣も多いので、できるだけ汗がつかないように下着を着用しておきましょう。

● 浴衣ははだけやすいため
触ってみると分かりますが、浴衣の生地は薄いです。
きちんと着付けていれば浴衣ははだけない、なんてことも聞きますが、それははだけないような立ち振る舞いをすることが大前提。
浴衣に適した歩き方や座り方などが身についていないと、浴衣は簡単にはだけてしまいます。

自分で着付け直すことができる、着付け直す場所があるという場合は問題ないですが、
そうでなければ、はだけたときに丸見えになってしまう可能性も。
リスクを小さくするためにも、下着は着けておくのがおすすめです。


浴衣を着るときに着ける下着の選び方

浴衣を着るときには下着を着けた方がいい、とお話ししましたが、実はどんな下着でもいいわけではありません。
選び方にポイントがあるので、以下を参考にしてください。


ブラジャー


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浴衣をきれいに着こなす最大のポイントは、身体の凹凸をできるだけなくすこと。
一般的なブラジャーは胸をきれいに見せるために「寄せて上げる」効果が得られるつくりになっていますが、
浴衣に最適なのは真逆です。
スポーツブラなどのカップやワイヤーが入っていないものを選びましょう。
ただしクロスなど、首元、胸元からブラジャーが見えてしまうスポーツブラもあります。
フォルムに注意して選んでください。

また、薄い生地の浴衣でも表に響かないように、デザイン自体にも凹凸がないものがおすすめ。
記事の後半でご紹介するヨガ用のスポーツブラやブラトップであれば、
ジムやランニングなどで普段使いができるので購入しても損はないでしょう。

淡い色の浴衣でブラのストラップの透けなどが気になる方は、チューブブラを着けるのもおすすめ。
ただしバストが大きい方は着用が難しい可能性があるので、購入前に試着をしたり、
和装ブラを着用したりして大きさを抑える工夫をしてみてください。


ショーツ

浴衣は薄いので、ブラジャーだけではなくショーツも透けてしまいます。
特に透けてしまいがちなのは、ショーツのライン。表に響きにくいローライズのものを選ぶと良いでしょう。

また、白や透けやすい浴衣の場合は派手な色のショーツを避けることも大切です。
白のショーツは透けないのでは?と勘違いする方が多いですが、実は白は逆に目立ってしまうことも。
できるだけ肌に近い色やグレー、淡いピンクなどの目立たない色を選びましょう。


肌着

ブラジャーやショーツを着けていても、下着が透けやすいことには変わりありません。
そのため、ロングキャミソールなどを着用して完全に下着が透けないように対策をしましょう。

最もおすすめなのは、和装肌着を着ること。
ワンピース型とセパレート型があり、どちらも簡単に着ることができます。
また、上はキャミソール、下はペチコートを履いて代用してもOK。
吸収性や通気性などに気をつけて選ぶと、着心地が良くなります。


浴衣を着るときにおすすめのブラジャー

ここまで浴衣着用時の下着の選び方などをご紹介してきましたが、
お店に行くと選択肢が多すぎてどれを選んだらいいのか分からない…と悩んでしまう方も多いでしょう。
そこでここでは、浴衣を着るときにおすすめのブラジャーを3つご紹介します。


【上下別売】フリーカットレースソフト単品ブラジャー SM・M・L 【northerly】


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ノンワイヤーのこちらのブラジャーは、ストレッチレースなのでボディにフィットするのがポイント。
ゴムを使用していないので締め付け感がなく、着け心地がとても良いのが特徴です。
ウェーブにカットされているレースが女性らしさを演出し、普段使いでも全く違和感のないデザインなので、
「浴衣のためだけに下着を新しく買うのはもったいない…」と考えている方にもおすすめ。

浴衣に響かないだけでなく、浴衣の下でも可愛い下着を着けていると、テンションも上がること間違いなしの下着です。


三角単品ブラジャー M 【northerly】


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2つ目にご紹介するブラジャーも、ノンワイヤー。
ホックが1個止めなのでバックがとても細くなっていて、表に響きにくいのが特徴です。
全面レースが施されているので、楽ちんでありながらもゴージャス感は味わえるのがポイント。

浴衣着用時だけではなく、家でゆっくり過ごすときに着けるのもおすすめです。


【YOGA】(ヨガ/スポーツ)RevolutionalMild ブラトップ 9号/11号


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ヨガやランニングなど、スポーツをする人であればスポーツ用のブラトップもおすすめ。
こちらのブラトップは水着素材でできているため、汗をかいても快適な着け心地が続くのがポイントです。
内側には滑り止めのテープがついているので、ズレ落ちる心配もありません。

ボルドーやグリーンもあるので、浴衣着用時の下着以外に、
夏のインナーとしてあえて少し見せるおしゃれを楽しむこともできるでしょう。


まとめ

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夏を実感できる浴衣は、着るだけでテンションの上がるアイテム。
外出できなくても家の中で着て夕涼みをしたり、写真を撮ったりと、色々な楽しみ方ができるアイテムでもあります。
しかし、下着選びを間違えると凹凸が表に響いてしまってせっかくの浴衣が台無しに。

ノンワイヤーのものやスポーツブラを選ぶなど、今回ご紹介した下着の選び方を参考にしてきれいに浴衣を着こなしましょう。
下着まで気を遣えば、より一層素敵な浴衣姿を満喫できますよ。