夏の疲れ・ストレスはヨガで解消できる!レベル別にポーズを紹介

更新日: 2022/08/24
「夏になるとなかなか疲れがとれない」と感じる方は多いのではないでしょうか。
夏に疲れやストレスを感じやすいのには、夏ならではの原因があります。

今回は、夏に疲れやストレスを感じる原因や、疲れ・ストレスを解消するヨガポーズを紹介するので、参考にしてください。

夏に疲れやストレスを感じる4つの原因

夏に疲れやストレスを感じやすいのには、おもに以下の原因があります。


自律神経が乱れる

暑い屋外と冷房の効いた部屋を行き来することで、寒暖差により自律神経が乱れてしまいます。
自律神経が乱れると、全身の倦怠感や緊張感の高まり、頭痛、肩こりなど、体調不良になりやすいでしょう。


腸の働きが悪くなる

自律神経の乱れは、腸の働きを弱めることにもつながります。
腸の働きが不調だと、栄養の吸収力が低下し、免疫力も下がるでしょう。
結果として、体が環境の変化に敏感になり、疲れやストレスを感じてしまいます。


血行が悪くなる

冷房の効いた部屋にいると体が冷え、血行が悪くなることで肩こり・腰痛を引き起こす可能性があります。
アイスやジュースなどの冷たい食べ物・飲み物の摂りすぎにも要注意です。
さらに、夏は湯船に浸からずシャワーで済ませる方が多いかもしれません。
シャワーだけだと体が芯から温まらず、血行が改善しにくいでしょう。


ぐっすり眠れない

質の良い睡眠は、疲労回復に欠かせません。
スムーズに眠りにつくには、体の深部の温度が下がるプロセスが必要です。
しかし、暑苦しい夏は体温が低下しにくく、熟睡できないことがあるでしょう。


夏の疲れやストレスを解消するヨガ【初心者編】

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夏の不調の原因は、ヨガで解消可能です。
まずは、初心者向けのヨガポーズを紹介します。


キャット&カウのポーズ

キャット&カウのポーズは、背中を丸める動き(=キャット)と反らす動き(=カウ)を繰り返すのが特徴です。
大きな動きで背中がほぐれ、自律神経を整えられます。

<ポーズの流れ>

1. 四つん這いになる
2. 息を吐きながら背中と腰を丸めていき、目線はおへそに持っていく
3. 息を吸いながら胸を開いていき、腰・背中の順に反らして目線を上げる
4. 1~3を5セット繰り返す


門のポーズ

門のポーズには、ゆったりと呼吸しながら体側を伸ばすことで、自律神経や骨盤を調整する効果があります。
「かんぬきのポーズ」とも呼ばれ、特に朝に行なうと、一日をすっきりとした気持ちで過ごせるでしょう。

<ポーズの流れ>

1. 膝立ちになる
2. 左足を横に伸ばし、左手を添える
3. 息を吸いながら右手を天井に向かって伸ばす
4. 息を吐きながら上体を左側に倒していく
5. そのまま3~5呼吸ほどキープする
6. 最初の姿勢に戻り、反対側も同様に行なう


子どものポーズ

子どものポーズはリラックス効果が高く、就寝前にベッドの上で簡単にできるため、睡眠トラブルを抱えている方におすすめです。
ヨガのレッスンでは、休憩のポーズとしてよく取り入れられています。

<ポーズの流れ>

1. 正座になり、背中を伸ばす
2. 息を吐きながら上体を前にゆっくりと倒していく
3. 両手を前に伸ばし、おでこを床につける
4. 体の力を抜き、そのまま3~5呼吸ほどキープする


バッタのポーズ

全身を大きく反らせるバッタのポーズには、自律神経を整える効果や、血行を促進する効果があります。
同時に、背中やお尻などの筋肉の強化にもつながるでしょう。

<ポーズの流れ>

1. うつ伏せになり、両足を腰幅に開く
2. 両足を床から持ち上げる
3. お腹に力を入れ、息を吐きながら上体を持ち上げる
4. 息を吸いながら両手・両足を伸ばし、3~5呼吸ほどキープする


夏の疲れやストレスを解消するヨガ【中級・上級者編】

続いて、初心者向けのヨガポーズでは物足りない方に、中級・上級者向けのヨガポーズを紹介します。


うさぎのポーズ

うさぎのポーズは、頭を下にした「逆転のポーズ」の一つです。
頭にある「百合(ひゃくえ)」のツボを刺激することで、自律神経を整える効果が期待できます。
また、肩こりの解消にも有効です。

<ポーズの流れ>

1. 前述した「子どものポーズ」をとる
2. 両手を顔の横に置く
3. 頭頂部を床につけ、息を吐きながらお尻を持ち上げる
4. 膝が腰の下、首が床と垂直になった状態で安定させる
5. 背中側で両手を組み、息を吐きながら天井に向かって伸ばす
6. そのまま3~5呼吸ほどキープする
7. ゆっくりと最初の姿勢に戻る


鷲のポーズ

全身の筋肉を使う鷲のポーズは、筋力を高めて冷えを改善する効果や、肩こり・腰痛の改善効果などがあります。
習慣化することで、効果を実感しやすくなるでしょう。

<ポーズの流れ>

1. 立った状態から両膝を軽く曲げ、左の太ももを右の太ももの上に乗せる
2. 両腕を前に伸ばし、右腕を左腕の上に乗せてクロスさせる
3. そのまま肘を90度に曲げ、両手の甲を合わせる
4. 左足の膝下を右足に絡ませて、息を吸いながら肘を顎の高さまで持ち上げる
5. そのまま3~5呼吸ほどキープする
6. 最初の姿勢に戻り、手と足を入れ替えて同様に行なう


半分の猿王のポーズ

半分の猿王のポーズは、下半身の血行を改善することで、疲れやむくみの解消が期待できます。
デスクワークなどで座っている時間が長い方にもおすすめです。

<ポーズの流れ>

1. 四つん這いになり、右足を大きく前に出す
2. 右足のつま先を立てて、ゆっくりと腰を引く
3. 息を吐きながら、上体を前に倒していく
4. そのまま5~10呼吸ほどキープする
5. 最初の姿勢に戻り、反対側も同様に行なう


牛の顔のポーズ

牛の顔のポーズには、疲労回復効果や自律神経を整える効果のほか、肩周りやお尻の血行を良くしてコリをほぐす効果があります。
上半身と下半身の動きを別々に行なっても良いでしょう。

<ポーズの流れ>

1. 両足を伸ばして座る
2. 右膝を立てて、右足を左足の外側に置く
3. 左膝を曲げて両膝を重ねる
4. 息を吸いながら、左手をななめ上・右手をななめ下に伸ばす
5. 息を吐きながら両肘を曲げ、背中側で手をつなぐ
6. 目線を上に向け、5~8呼吸ほどキープする
7. 最初の姿勢に戻り、手と足を入れ替えて同様に行なう


まとめ

夏に疲れやストレスを感じる原因は、次の4つです。

• 自律神経が乱れる
• 腸の働きが悪くなる
• 血行が悪くなる
• ぐっすり眠れない

自律神経のバランスを整える効果や、血行の促進効果などがあるヨガなら、夏の疲れやストレスの解消が期待できるでしょう。

ヨガを行なう際には、動きやすいウェアを着用することが大切です。
San-ai Resortでは、デイリー使いもしやすいヨガウェアを多数取りそろえているので、ぜひチェックしてみてください。