シヴァナンダヨガとは?効果とポーズ、メリットを紹介

更新日: 2019/12/24
ヨガの発祥や期限は定かではありませんが、今からおよそ4千年~5千年前にインドで発祥したといわれています。
心身の健康や美容にも効果が高いことが認識され、近年では世界中で愛されているヨガ。
日本でのヨガ人口は、ヨガ実施頻度により差はありますが数百万人いると推定されています。
そしてひとくちにヨガといっても様々な種類があるのです。
その中のひとつが、今回ご紹介するシヴァナンダヨガ。
シヴァナンダヨガの効果や基本的なポーズ、得られるメリットについて詳しくご紹介していきます。
※本コラムで紹介するヨガの効果は個人差があります。
※シヴァナンダヨガとはどんなヨガなのかについて紹介するコラムです。
ポーズを行うには、説明文だけでは理解できないポーズもあるかと思います。
ご興味がある方は、ヨガスタジオでインストラクターの先生に指導してもらい、
先ずは基本をマスターすることをオススメします。

シヴァナンダヨガについて

はじめに、シヴァナンダヨガとはどのようなヨガなのか、少しその特徴について見ていきましょう。


シヴァナンダヨガとは?

シヴァナンダヨガとは、南インド出身で元々は西洋医学の医師だったというスワミ・シヴァナンダ師が考案した、
伝統的なヨガの流派のひとつ。
その弟子であるスワミ・ヴィシュヌ・デヴァナンダ氏が欧米へ普及しシヴァナンダヨガとして世界に定着していきました。
現在はカナダに本部が置かれ、世界の数十ヶ所余りに支部が展開されており、世界中で愛されているヨガのひとつといえるでしょう。
日本では、シヴァナンダ・ヨーガ・ヴェーダーンタ・センターが直轄センターとして現在は東京の高円寺にあります。


シヴァナンダヨガの特徴(ポイント)

シヴァナンダヨガには、いくつかの特徴があります。

◆12のポーズを基本として行い、準備ポーズとして必ず腹筋運動を行う
ポーズを連続して行う(シークエンス)が逆転→座位→バランス→立位となっており、準備ポーズとして必ず腹筋運動を行います。

◆呼吸法(プラーナヤーマ)は腹式呼吸
基本的にポーズはすべて腹式呼吸で吸う吐くに合わせてポーズ移動を行う

◆それぞれのポーズの間にシャバーサナ(屍のアーサナ)を挟む
ポーズの合間にリラクゼーション効果の高いシャバーサナ(仰向けのリラックスポーズ)を挟む

◆最初と最後にマントラを唱える
最初に『ディヤーナ シュローカ』、最後に『マハムリチュンジャヤマントラ』を唱えるのですが、
インストラクターの資格などを取る方は別として覚えなければならないということではありません
こういったマントラがあるということを知っていれば良いと思います

◆特有の太陽礼拝
一般的なアシュタンガヨガやハタヨガの太陽礼拝とは異なり、
前後開脚や8点のポーズなどが入ったダイナミックな太陽礼拝を行うのが特徴です

◆初心者におすすめ
リラックス効果が高く、動的な要素よりも静的な要素が多いため、初心者の方でも取り組みやすい


シヴァナンダヨガの効果とは

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次に、シヴァナンダヨガで期待できる効果やメリットについて見ていきましょう。

◆柔軟性のアップ
1ポーズのキープ時間が長く、ゆったりとした動きで行われるため、
ストレッチ効果や体の柔軟性の向上が期待できる

◆精神的なリラックス効果
別名「癒しのヨガ」とも呼ばれているシヴァナンダヨガ。
心や精神性を向上させる要素が高いためリラクゼーション効果が得られる

◆集中力のアップ
シヴァナンダヨガでは、瞑想を効果的に取り入れているため、集中力の向上が期待できる

このほか、「今の自分の心や体の状態を把握できる」効果や「心のバランスを整える」効果もあるといわれています。


シヴァナンダヨガの基本ポーズを紹介

独特の特徴を持つシヴァナンダヨガ。
こちらでは、その中でも基本となるポーズとその順番について見ていきましょう。

  1. マントラを唱える
    シヴァナンダヨガの最初と最後にはマントラを唱えます。
    これは、マントラには集中力を高める効果と気持ちを静める効果があるからです。
  2. シャヴァーサナ
    シャヴァーサナは仰向けになって休むポーズ(屍のアーサナ)。
    リラックス効果が非常に高いポーズで、
    シヴァナンダヨガでは冒頭や各ポーズの合間にも行うのが特徴です。
  3. 呼吸法(プラーナヤーマ)
    シヴァナンダヨガは、プラーナヤーマと呼ばれる呼吸法で行われます。
    この呼吸法にはカパラバディと呼ばれる毒素を体外に出す呼吸法と
    自律神経などを整える片鼻呼吸法の二種類があります。
  4. トリコナーサナ
    お腹全体の筋肉を均等に鍛えるポーズです。
    シヴァナンダヨガでは、つま先を正面に向けて行うため、股関節に余計なひねりが加わらず、
    体側を伸ばしながらお腹全体を均等に使って側屈していくのが特徴です。
  5. ヘッドスタンド(シルシャーサナ)
    全身の血流を良くする肩立ちのポーズです。
    基本的にはウォーミングアップ後に行いますが最初から簡単に出来るポーズではないので、
    基本的な練習の積み重ねじっくりと取り組みましょう。
    首に違和感のあるときは無理をしないようにしてください。
  6. 肩立ちの順番
    サーランバ・サルヴァンガーサナ(肩立ちのポーズ)→ハラーサナ(鋤のポーズ)→セツバンダーサナ(橋のポーズ)→マツヤーサナ(魚のポーズ)の順に行いシャヴァーサナで休憩します。
    こちらのサーランバ・サルヴァンガーサナ、ハラーサナも首を痛めている方は無理をしないようにしてください。
  7. アームバランスのアーサナ
    カカーサナ(腹筋を鍛えるのに効果的なポーズ)→マユラーサナ(解毒効果のあるポーズ)という流れで行います。

まとめ

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南インド出身で元々は西洋医学の医師だったというスワミ・シヴァナンダ師が考案し、
現在では世界数十箇所に支部が展開されているシヴァナンダヨガ。
最初と最後に長いマントラを唱え、ポーズとポーズの間にはシャヴァーサナを挟む、
2つの呼吸法で行うなど、独特の特徴を持っています。
また、体を鍛える効果とリラクゼーション効果の両方を兼ね備えているのも大きな特徴といえるでしょう。

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