本記事では、ショーツの種類と選び方を詳しく解説します。ショーツの正しい選び方を知りたい方、ショーツによる小さなストレスをなくしたい方は、ぜひ参考にしてください。
目的に合わせて形・種類を選ぼう
一口にショーツといっても、その種類や機能はさまざまです。ショーツを選ぶ際はサイズや体型に合ったものを選ぶことはもちろん、目的に合わせたものを選びましょう。
サイズ・体型・目的がぴったりと合っていれば、スタイルアップして見せたり小さなストレスから解放されたりと、多くのメリットがあります。
ショーツを選ぶ際は以下のポイントが重要です。必要に応じて組み合わせることで、理想のショーツを選ぶことができるでしょう。
・①脚ぐりのカットの種類:種類によって動きやすさやボトムスへの響き方が変わる
・②はき込み丈(ウエスト丈)の種類:お腹まわりをどの程度カバーできるかが変わる
・③着用シーン・機能別の種類:着用シーンや求める機能によって過ごしやすさが変わる
それぞれ詳しく解説していきます。
①脚ぐりのカットの種類
「脚ぐり」とはショーツをはいた際に脚を囲む部分のことで、この部分のカットが深いと露出が増えて脚を動きやすくなり、カットが浅ければおしりや鼠径部をすっぽりと包み込むことができます。
メーカーやブランドによって微妙にカットの位置や分類が異なるものの、大まかには以下の3つに分けられます。
・ハイレッグ
・ノーマルレッグ
・ボーイレッグ
上記3つについて、特徴を簡単に紹介しましょう。
ハイレッグ
最もカットの角度が深くなっているのがハイレッグです。カットの位置は脚の付け根より上にあり、普通のショーツよりも脚を動かしやすいのが特徴です。脚の付け根への食い込みがないことや見た目の脚長効果も魅力といえるでしょう。お出かけや運動するときなど、体を大胆に動かすときにおすすめです。
ノーマルレッグ
ノーマルレッグはカットのカーブ(角度)が緩やかで、位置が脚の付け根に沿ったものです。一番オーソドックスな種類であることから、売り場での数が多く、好みのデザイン・サイズ・カラーを見つけやすいため、選ぶ楽しさをもつのが魅力といえるでしょう。どのようなシーンにも使いやすいショーツです。
ボーイレッグ
ボーイレッグとは、股下から2~4cmほど下の位置に水平にカットが入っているショーツのことです。男性のボクサーパンツを想像するとわかりやすいでしょう。ボクサータイプや一部丈ショーツと呼ばれることもあります。ヒップや脚の付け根への食い込みが少なく、布の面積が多いことから冷え対策にもおすすめです。
②はき込み丈(ウエスト丈)の種類
はき込み丈とはウエスト丈(ウエストの位置)のことです。はきこみ丈が深いとお腹をすっぽりと覆うことができ、安心感を得られます。反面、着用するトップスやボトムスによってはチラ見えしてしまうこともあるでしょう。一方、はき込み丈が浅いと、チラ見えのリスクはないもののお腹や腰まわりの冷えにつながる可能性があります。
ショーツははき込み丈別に、以下の3つに分けられます。
・フルショーツ
・レギュラーショーツ
・ローライズショーツ
詳しく解説していきます。
フルショーツ
はき込み丈がウエストの位置まである深ばきタイプのショーツのことです。おしりと下腹部をすっぽり覆うことができ、安心感があるだけでなく、冷え防止効果も期待できます。また、おしりにショーツのラインが響きにくいため、丸くてきれいな形に見せることができるのもメリット。おしりや下腹部への食い込みが気になる方にもおすすめです。
レギュラーショーツ
レギュラーショーツは、はき込みがウエストよりもやや下にある最も一般的なショーツです。下腹部とおしりを包み込みつつウエスト部位への締め付けはないため、「安心感と安定感はほしいけどウエストへの締め付けは嫌」という方におすすめといえるでしょう。股上が極端に浅いローライズのボトムスだとショーツが見えてしまいますが、それ以外のほとんどのボトムスと相性も良いショーツです。売り場での数も多く、好みのものを見つけやすいでしょう。
ローライズショーツ
ローライズショーツは、はき込みがウエストよりかなり下の位置(腰骨より下)にあるショーツのことで、名前のとおり股上が浅いローライズのボトムスを着用するときにおすすめのショーツです。股上が浅いボトムスのときでも、ローライズショーツならはみ出る心配はありません。
③着用シーン・機能別の種類
ショーツには機能性を持ち合わせているものもたくさんあります。着用シーンに合わせて選ぶことで、快適さが変わるでしょう。ここでは、以下の機能性ショーツについて取り上げます。
・サニタリーショーツ
・吸水ショーツ
・シームレスショーツ
・Tバック・ソング
・オーバーパンツ
・腹巻ショーツ
・ガードル
それぞれどのようなときにふさわしいか解説します。
サニタリーショーツ
サニタリーショーツは生理中も快適に過ごせるように作られたショーツで、クロッチ部分に防水・防臭布が付いていたり、ナプキンの羽根がしまえる仕様になっていたりします。また、ナプキンのズレを防ぐためにサポート力がやや高くなっているものも多くあります。
生理中はさまざまな悩みが付きまといます。冷えが気になる方はお腹やおしりをすっぽり包むサニタリーショーツを、肌が敏感になってかゆみが出やすい方は肌に優しい素材で作られたサニタリーショーツを選ぶなど、自身の悩みにぴったりなものを探しましょう。
吸水ショーツ
ショーツに吸水帯が付いているもので、経血の量によっては生理用ナプキンやタンポンを使用せずに済みます。ナプキン・タンポンによるごわつき感や蒸れ、取り換え時のわずらわしさが気になっている方におすすめです。まだそれほど多くはありませんが、さまざまなメーカー・ブランドから少しずつ発売されています。
シームレスショーツ
シームレスショーツは、縫い目が少なく生地の凹凸が目立ちにくいショーツです。肌当たりがいいため、縫い目や凹凸にかゆみを感じたり肌荒れしたりしやすい敏感肌の方におすすめといえるでしょう。また、つるりとした素材感のものが多く、ショーツのラインが目立ちにくいのでボトムスへの影響が気になる方にもおすすめです。
Tバック・ソング
おしりをカバーする布が小さいもの、ほとんどないものをTバックやソングといいます。おもなメリットとしては、ボトムスにラインが響きにくい、蒸れにくい、肌への摩擦が小さく負担が少ない、かさばらないので収納が楽、などが挙げられます。
形状によって、タンガ、Gストリング、チーキーと呼んだりもしますが、最近はひとまとめに「Tバック」や「ソング」としているメーカーもあります。
オーバーパンツ
オーバーパンツとは、通常のショーツの上に重ねてはくタイプの下着のことです。ブルマや毛糸のパンツ、ペチパンツなどがこれにあたります。ボトムスからショーツが透けて見えることやショーツのチラ見えなどを防ぐために着用されるほか、冷え対策の防寒アイテムとしても重宝されます。
腹巻ショーツ
腹巻とショーツが一体化したもので、お腹まわりの冷え対策におすすめのアイテムです。通常のショーツのようにクロッチが付いていて一枚ではくことができるため、「しっかり温活したいけどお腹まわりがごわつくのは嫌」という方におすすめといえます。生理中や妊娠初期のマタニティインナーとしても活躍するでしょう。
ガードル
ガードルはお腹まわりやおしりまわりを美しく見せるための補正力をもったアイテムです。はくだけでお腹を引き締めてヒップラインを整えてくれるので、手軽にスタイルアップしたい方におすすめといえます。高いサポート力で、姿勢が整いやすくなる効果もあると言われています。
ただし、補正力が弱いものから強いものまで種類はさまざまで、脚ぐりカットやはき込み丈なども幅広く、締め付け感・食い込み感に大きな差があります。締め付けが強すぎると大きなストレスになるので、自分に合ったものを慎重に選んでください。
まとめ
毎日欠かせないショーツですが、その種類や形、サイズ感などはさまざまです。毎日はくものだからこそぴったり合ったものを選んで、小さなストレスから解放されましょう。
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