そのような方におすすめなのが、高温多湿の環境下で行なう「ホットヨガ」です。
本記事では、ホットヨガと通常のヨガの違いや、ホットヨガで得られるダイエット効果などを中心に解説します。
効率的にダイエット効果を得られるよう、ぜひ参考にしてください。
ホットヨガとヨガの違い
ホットヨガと通常のヨガ(常温ヨガ)は、ヨガを行なう環境や、得られる効果の高さなどにおいて違いがあります。
以下で、両者の違いについて確認していきましょう。
高温多湿な環境で行なうホットヨガ
ホットヨガとは、温度35~40度程度、湿度55~65%程度に調整された室内で行なうヨガのことです。
温度や湿度からわかるとおり、ホットヨガを行なう環境は蒸し暑く、少し動いただけでもたくさんの汗をかきます。
その発汗作用により、体に溜まった老廃物を排出できるため、健康な体を手に入れやすくなるでしょう。
また、体をしっかりと温め、筋肉をほぐしながらポーズをとっていくことで、ケガの予防につながるというメリットもあります。
自然な環境で行なう常温ヨガ
温度や湿度の条件はなく、普段と同じ環境で行なうのが常温ヨガです。
そもそもヨガは、瞑想や呼吸法に重点を置いており、ハードな運動をすることが目的ではありません。
そのため、自然な環境で行なう常温ヨガの場合、それほど汗をかかないケースもあるでしょう。
ただし、高温多湿な環境よりも、適度な温度・湿度の室内のほうが、負担なく体を動かすことが可能です。
結果として、ホットヨガと比べて多くのポーズにチャレンジすることができるため、体を鍛えやすいと考えられます。
ダイエットの即効性を求めるならホットヨガがおすすめ
ホットヨガも常温ヨガも、継続することで一定のダイエット効果が期待できますが、即効性を求める場合は、
ホットヨガがおすすめです。
ホットヨガは、高温多湿という環境自体が負荷となり、少ない動きでも効率的にカロリーを消費できます。
ホットヨガの具体的なダイエット効果については、次の章で詳しく解説しますので、参考にしてください。
ホットヨガで期待できる3つのダイエット効果
ホットヨガで期待できるダイエット効果は、次の3つです。
●効率的にカロリーを消費できる
●むくみや便秘を解消できる
●ストレスを発散することで食欲もコントロールできる
それぞれの効果について、解説していきます。
効率的にカロリーを消費できる
先に述べたとおり、ホットヨガは高温多湿の環境下で呼吸やポーズを行なうため、カロリーを消費しやすくなります。
ゆっくりとした動きでも、十分なカロリー消費量が期待できることから、体力や筋力に自信がない方にもおすすめです。
むくみや便秘を解消できる
ホットヨガでは、大量の発汗と積極的な水分補給を繰り返すことで、血流促進とデトックス作用が期待できます。
それにより、冷え性の改善やむくみの解消につながるでしょう。
また、さまざまなポーズを通じ、骨盤周りを中心に体の歪みを整えられるため、内臓の働きを活性化させ
便秘を解消する効果も得られます。
ストレスを発散することで食欲もコントロールできる
ホットヨガは、たくさん汗をかくことでストレスを発散できます。
「ストレスが溜まるとつい食べすぎてしまう」という方でも、ホットヨガで定期的にストレスを解消することで、
食欲のコントロールが可能になるでしょう。
ホットヨガでダイエット効果を高めるための注意点
ホットヨガのダイエット効果を実感するためには、いくつか気を付けたい点があります。
その注意点について、以下で理解していきましょう。
胃の中を空っぽにしておく
ホットヨガを行なう際は、レッスンが始まる1~2時間前までに食事を終えておきましょう。
胃の中を空っぽにしておくと、体を動かしやすくなるとともに、代謝も上がりやすくなります。
また、ホットヨガも通常のヨガと同様に、ポーズをとっていくうえでいろいろな体勢になるため、
満腹の状態だと具合が悪くなってしまうかもしれません。
そのような意味でも、胃の中には何もない状態にしておくことが大切です。
レッスン後2時間は食事をしない
ホットヨガの直後は、栄養の吸収力が高まった状態です。
そのため、レッスンを終えてすぐに食事をしてしまうと、脂肪が蓄えられやすくなる可能性があります。
レッスン後2時間はなるべく食事をしないよう心がけ、どうしてもお腹が空いたときには、
スムージーやプロテインなどで対処してください。
2時間経ったあとは、野菜スープなど体に負担のかからないものから食べると良いでしょう。
水分をしっかりとる
ホットヨガでは、通常のヨガよりも多くの水分補給が必要です。
レッスンの長さにもよりますが、常温の水を1時間あたり1リットル以上飲むのが目安と覚えておきましょう。
なお、体内の水分を減らすことで体重を減らしたいと考える方もいるかもしれませんが、脱水症状になる恐れがあり危険です。
さらに、血液がドロドロになり、代謝も悪くなってしまいます。
体の老廃物をスムーズに排出するためにも、水分はこまめに補給するようにしてください。
まとめ
ホットヨガは、自然な環境で行なう常温ヨガとは異なり、高温多湿の室内で行ないます。
その環境が負荷となるため、効率的にカロリーを消費できるほか、むくみや便秘の解消、ストレス発散による
食欲の抑制などのダイエット効果も期待できるでしょう。
ただし、ホットヨガのダイエット効果を高めるためには、次の点に注意してください。
●胃の中を空っぽにしておく
●レッスン後2時間は食事をしない
●水分をしっかりとる
また、ホットヨガでは大量の汗をかくことや、さまざまなポーズをとることを想定すると、
機能面に優れたヨガウェアを着て取り組むのが理想です。
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